シーリングの増し打ちと打ち替えの違い

 

シーリングというものをご存じですか?

シーリングとは、簡単に言うと、外壁と外壁を繋ぐものです。地震などの揺れや水の侵入を防ぐ効果があります。

 

シーリングの施工方法

①増し打ち

下地処理を行い、余計なところにシーリング剤が付かないようにマスキングテープなどで養生をします。その後、専用のプライマーを塗布し、新しいシーリング剤を既存のシーリング剤の上から充填します。

②打ち替え

既存のシーリング剤を綺麗に剥がします。その後は増し打ちと同じ工程になります。新しいシーリング剤を充填するときは、はみ出すくらい多めに充填します。隙間ができてしまうと、そこから水が侵入して外壁の劣化を促してしまいます。

 

増し打ちのメリット

  • 費用が安い

打ち替えと比べると約半分の金額で済みます。新しいシーリング剤の量が打ち替えと比べて少ないからです。

  • 手間がかからない

既存のシーリング剤の撤去がないので、その分手間がかかりません。打ち替えと比べると施工期間も短く済みます。

 

打ち替えのメリット

  • 耐久性が高い

古くなったシーリング剤を撤去して新しいシーリング剤を充填するので、耐久性が高くなります。

  • 防水性の向上

新しいシーリング剤を充填することで、隙間を綺麗に埋めることができ、水の侵入を防いでくれます。

 

費用を少しでも抑えたい方は「増し打ち」、耐久性を重視されたい方は「打ち替え」をおすすめします。ただ、施工箇所や劣化状態によって希望した施工方法では対応できない場合があるので注意が必要です。