安全な塗装工事を行えるように足場を組みます。足場とは、外壁や屋根など高い箇所での作業をする時に使用するものです。
労働安全衛生法で2ｍ以上の高所作業では、安全対策のため足場を組むことを義務付けられています。また、5ｍ以上の高所作業の場合は、「足場組立て等作業主任者」の資格を持った人が必ず指揮をとらなければなりません。
足場をするメリット
- 施工品質向上
足場があることで、丁寧な工事が行えます。効率もよくなり、隅々まで綺麗に塗装できます。
- 職人の安全を守る
高所作業は足場なしでは、落下の恐れがあり、とても危険です。もしものことが起こらないように安全面をしっかり守るために必要なものです。
- 飛散・臭い対策
塗料には独特な臭いがあるものも含まれます。また、塗料の飛散の可能性もあります。足場を組むことで、飛散防止ネットをかけることができるので、飛散や臭いの対策になります。
足場の種類
- ビケ足場（クサビ足場）
住宅やアパートなどの足場に使用しています。足を乗せる板幅が広いので安全で楽な姿勢で作業できます。
- 単管ブラケット足場
単管とはパイプのことを指し、ブラケットと呼ばれる金物を板に取り付けて使用します。ボルトをしっかり締めて組まなければ、揺れやすくなます。
- 単管足場
パイプを組み合わせて使用します。2本のパイプのみに足を乗せるので、足を滑らせないように注意が必要です。ビケ足場など幅が広い足場を組めない場合に単管足場を組みます。
安全に丁寧に施工するためには、足場は欠かせません。
